プロに勝つための手段

株式投資でプロに勝つことは困難だと思っている人が多いようですが、プロと一般人では投資をする際のスタンスが違います。一般人がプロと同じ土俵で戦っても結果は出ません。逆も真なりです。

プロは、短期間で結果を出すことを求められています。そのため大きな資本で短期間に勝負を仕掛けて逃げ切るのです。もちろんうまくいくときばかりではないので、戦況が思わしくないと判断したら逃げるが勝ちですぐに損切りをします。1か月単位で投資家に報告書を提出しているプロにとってはこのような投資術を取ることは当然です。

これに対し、一般の人はこのようなことを気にする必要がありません。長期間でゆっくり投資をすればいいのです。個人投資家のベストの投資方法は自分の給料を少しずつ投資資金に回し、定年の際に遊んで暮らせるような財産が築き上げることです。若いころからこのような視点で投資を始めれば、それほど意識せずに資産形成ができます。

個人投資家がプロに勝つための手段は、このような長期投資に限ります。プロと同じ土俵で戦っても勝ち目はありません。その観点から個人投資家がFX投資をすることはあまりお勧めできないのです。これに対し、金などの貴金属の現物をボーナス時期に買い、これを継続すれば、時間の経過とともに文字通り「お金持ち」になっています。

株式投資でも同様のことが言えます。短期売買をするのではなく、配当を継続的に支払っている電力・ガスと言った株式や、大手自動車会社などの大型株を安い時期に買うのです。これらの買い増しを続けることで、時間の経過とともに優良資産と含み益が貯まっていきます。

一般的に長期投資に向かないと言われるFXにも、長期投資術があります。通貨の金利差を利用したスワップポイントの受取に特化すれば、外貨預金に比べてかなり割のいい投資術とすることができます。この場合、レバレッジを高くすると為替変動が激しくなった際にロスカットされるので、レバレッジを10倍以下のコンサバなレベルにしておく必要があります。

楽しみながらじっくり資金作り