定年時には億万長者

これから社会人になる方にアドバイスがあります。これから年金や退職金は頼りになりませんから、自分で年金や退職金代わりの資金を確保する必要があります。しかし、不安に思う必要はありません。投資の方法はいくらでもありますし、長期間地道に投資を続ければ損失が出ることはまずありません。一つの投資手段だけに集中することは問題ですが、複数の投資手段に分散することでリスクヘッジになります。

投資手段はたくさんありますが、個人投資家の投資術は現物取引で長期投資することが鉄則です。最近タレントを投入してFX取引業者が宣伝をしていますが、個人投資家が間違っても手を出すものではありません。取引をしているとうまくいくときもありますが、長期間にわたってコンスタントに利益を出し続けることはできません。プロのトレーダーは30代までしかまともに働くことができず、40歳で定年だと言われています。過酷な職業なのです。

個人の投資家が地道に投資をする手段としては、株式などの証券投資、外貨預金などの為替投資、金などの貴金属投資がお勧めです。これらの取引にまんべんなく、少しずつ資金を投下していくのです。時間は非常に長い期間あります。焦らず慌てず投資を続けるのです。

外貨預金や金は、毎月定額を貯め続ける方法がお勧めです。相場は変動しますが、定額ずつ買い続ければ、単価の安い時期に多く買い付けることになるため、結局買い付け単価が低くなり、含み益が大きくなるのです。株式投資も同様ですが、長期的な視点で考えると俗に言われる優良株を買い続けることがお勧めです。優良株とは、毎年ある程度の配当を支払っている電力・ガスといった会社の株式です。また、日本を代表する大手企業の株式も同様です。大金持ちと呼ばれる人たちの資産には、このような優良株が多く含まれています。

このようなことを若いうちから心がけることで、社会人になって40年弱経過した定年退職の際には、自分でびっくりするほどの資産形成ができています。億万長者も夢ではありません。

地道が一番